札幌里親フェスを開催しました!

2023.04.10

3月31日金曜日、札幌市と興正フォスタリングセンターの共催で里親制度普及啓発イベント『さっぽろ里親フェス~いろんなカタチの親子を応援しよう!~』を開催しました。このイベントは、里親制度を札幌市民の方々に広く知っていただくことを目的としており、当日のトークセッションは地下歩行空間を通行中にご覧いただい方を含めて約2000人の市民の方が観覧来場されました。イベントは2部構成となっており、第1部は里親を応援してくださる出店者による販売会、第2部は里親制度をテーマにしたトークセッションを実施しました。

第1部の販売会では市内6か所の店舗にご協力いただき、パンや手作りの小物など色とりどりの商品が販売されました。販売時間帯には、北海道コンサドーレ札幌のドーレくんが遊びに来てくれ、各店舗の販売ブースを廻って商品をPRしてくれたり、来場者と一緒に記念撮影をしてくれるなど、会場をさらに盛り上げてくれました。会場内の大型テレビでは北海道コンサドーレ札幌の現役選手と元選手で現在C.R.C(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)である河合竜二さんからの応援ビデオメッセージの放映や、来場者による里親さんへの応援メッセージの記載ブースを設けることでたくさんの方からメッセージをお寄せいただくなど、会場内は里親さんを応援する温かな雰囲気に包まれました。

  

第2部のトークセッションでは、里親制度について様々な立場からお話をいただきました。現役里親という立場から登壇した札幌市里親会理事長の北川聡子さんからの里子養育の体験談やその魅力と「また子育てできる」というポジティブなお話をきっかけに、里親制度を身近なものとして感じる機会となりました。札幌市子ども未来局長の山本健晴さんからは里親家庭への支援について具体的にお話しいただき、最近は子どもが幸せになるための手立てが充実しており、里子が日常生活や余暇活動をしっかりと送ることができる手当があることや、医療受診や進学に関する支援があることも話題となりました。また、市内で児童養護施設を運営する当法人理事長の秦より、児童養護施設という専門性を持つ立場から、里親さんが里子養育に困った時には一緒に考えたり、困った時に駆けつけて応援する役割を担うことができたら、と里親さんへの支援を今後も充実させていくことが話されました。

今回のトークセッションに子育て世代の市民代表として登壇した北海道コンサドーレ札幌 C.R.C河合竜二さんからは、里子養育には情熱も大事だが養育するためのチームワークも大事というお話があり、里親同士や里親と専門機関のネットワークが構築されていることが共有されました。

(トークイベントの動画はYOUTUBEにてご覧いただけます→ https://youtu.be/28x-o6tSncU)

(北海道コンサドーレ札幌の選手から里親さんへの応援メッセージをいただきました→ https://youtu.be/wp1EoMd6ik8)

札幌市内中心部を繋ぐ地下歩行空間を歩くたくさんの方々がこのトークセッションに足を止めてお話を聞かれており、ご来場の方からは、「里親になることはできないけど、自分には何ができるのかを考えるきっかけになった」「自分の子どもがいてもできるとか、特別な資格がいらないとか、知らなかったことがたくさんあった」という声が聞かれ、広く市民の方々に里親制度について触れていただく貴重な機会となりました。

 

 

今回のイベント開催に伴い、ご協力いただいた出店者の皆さま、北海道コンサドーレ札幌のスタッフの皆さま、トークセッションに登壇してくださった皆さま、イベント運営に関わって下さった(株)インサイトの皆さま、エイチ・テー・ビー映像株式会社の皆さま、ありがとうございました!